子育てチェックシート
１．子供に好かれようと思っていませんか？
子供に好かれようと思っている親は、どうしても子供を甘やかしてしまいます。
子供を甘やかしても、いいことは一つもありません。
自分がなぜ子供に好かれたいと思っているか考えてください。
子供に対し負い目があったり、自分に自信がなかったりするからです。
親は子供と供に成長するのですから、自信がなくて当然です。
いつも、「私が子供を育てている」という毅然とした姿勢をもってください。
「自信のなさ」はいずれ子供に伝わってしまいます。
そして子供は親を馬鹿にし、言う事を聞かなくなってしまいます。
２．子供と幼児語で会話していませんか？
いつまでも幼児語で会話している親がいます。
はためには、優しい親の姿に見えます。
親自身も優しい親だと錯覚しているのです。
しかし 幼児語で会話することは、子供を独立した人間として認めてないということです。
子供の自立を阻止しているのです。
親の会話が子供の「全世界」です。
子供は親との会話の中で、社会を知り、知識を得、考える力をつけ、自分の考えを話せるようになります。
それには、しっかりした大人の会話が必要です。
３．その日着る服は子供に選ばせていますか？
親にとって、子供の洋服を選ぶのは楽しいことです。
しかしそれは、子供を着せ替え人形あつかいしているのと同じです。
自分で着る服を選ばせることは、自立心を育て、片付ける力を養います。
子供が洋服を選んだあと、センスが悪いからと全部着せ替えしないでください。
子供が選んだ服を全部とりかえることは、子供を否定することになります。
子供は「どうせ、着替えさせられるなら」と、ぐすぐすしてしまいます。
手直す場合は一部分だけ提案し、より素敵になることを教えます。
服を選ばせることもまた、自立への一歩です。
せっかくの成長のチャンスをつみ取ってはいけません。
４．お小遣いを渡していますか？
何から何まで買い与えていませんか？
お金は大切なものです。
幼い時から、お金の大切さを教えてください。
お年玉だけがお金ではないのです。
小さな金額からスタートし、子供に管理させます。
毎月くり返すうちに、お金の大切さ、お金の使い方を知り、我慢することも覚えます。
自立への第一歩です。
子供が自立するには、時間の管理、物の管理、お金の管理は大切です。
お小遣いをきっかけに、子供の成長のチャンスをつかんでください。
５．親が子供の本を選んでいませんか？
親が「推薦本」などを子供に無理強いをしていませんか？
親が本を与えてばかりいると、子供は読書が嫌いになります。
子供を本屋さんや図書館に連れて行き、好きな本を選ばせてください。
本の題名で選んでもかまいません。
漫画を選んでもかまいません。
活字に親しむこと、本を手にとることが大切なのです。
小さい時から本の好きな子は、より良い本に関心が移っていきます。
文字から本の世界を想像し考える習慣は
子供の視野を広げます。
読書は、親から子供への最高の贈り物です。
