簡単スケッチ水彩♪ 「浮見堂を描く」

水彩画教室用に、スケッチ水彩の描き方を簡単にまとめたものです。
上のタブを順番にクリックしてご覧下さい。

1.スケッチ場所の設定と枠取り

  1. スケッチ場所を決める。
    見慣れた風景でもアングルを変えてみましょう。
  2. 枠取り。
    スケッチブックの画面に風景のどこまで描くかを検討し、長方形、または正方形に枠取りする。

2.基準線を入れる

  1. 画面中央に縦線(垂直線)、目の高さに横線(水平線)を入れる。
    目線は地面から90cmぐらいの高さ。歩道は目線の高さと思ってよい。

3.目安線を入れる

  1. 縦の目安線を入れる。建物、街灯、電柱、木、壁など。
  2. 横の目安線を入れる。建物の屋根、基台、窓など。

4.輪郭線を入れる

  1. 大まかな輪郭線を入れる。

5.浮見堂を描く

  1. 中心線を引くと、左右が狂わずに描ける。
  2. 浮見堂の大きさのバランスを見る。幅の寸法で各部分の大きさを決める。
  3. 主役(浮見堂)を描くことで、周囲の樹木の位置がはっきり分かる。左右に遠近法を利用した線を薄く引く。

6.浮見堂の周囲を描く

  1. この時点で、周囲の風景のうち省略するものを決める。
  2. はじめに描いた輪郭線と狂いが生じたら、早く修正した方が手間がかからない。
  3. 一筆書きの様に、次から次へと風景を描いていく。

7.全体を描く

  1. 建物は上から描く。
  2. 石垣は手間がかかるので、パターンを2、3カ所描いておく。後でくり返すか省略する。
  3. 遠景の山は、薄い線で稜線を描く。
  4. 遠景の樹木は、ひとつのかたまりとして輪郭線だけで描く。こんもりとした感じを出すのは、色を入れる段階になってから。
  5. 中景の樹木は、かたまりの中に枝を入れ、かたまりを分解して描く。
  6. 樹木の間隔は、遠くに行く程狭くなる(同じ大きさにしない)。

8.全体から細部へ

  1. 水面の影は、輪郭がぼやけているので、薄い線で描く。
  2. 水面を波立たせる場合は、線を描くか、彩色の際に筆のタッチを利用して表現する。
  3. 人を入れて、大きさの感じをつかむ。
  4. 雲の輪郭は、薄い線を描くか、彩色の際に筆のタッチを利用して表現する。速い線は雲の動きが出せる。
  5. 欄干は細かく描かない。
  6. 近景の樹木は、葉や花を2、3カ所強調して描き、後は省略する。幹に、立体感を表す線を入れる。

9.細部から全体へ

  1. 建物の上に、強い線を入れる。
  2. 軒下は、濃く描く。
  3. 欄干の下は、濃く描く。
  4. 欄干の下の影、樹木の影などは、彩色の際に筆のタッチで入れる。
  5. 樹木の根元、浮見堂の基台など、見えなくとも存在することを念頭に入れて描くようにする。
  6. 中景、遠景の山に、樹木のかたまりを入れる。

10.色を入れる(1)

  • 全体を、水分を多く含んだ薄い色で色分けする。
  • 量感を出すために色を塗るのではなく、色を乗せるだけ。
  • 3色以上混ぜない。混ぜると色が濁る。
  1. 空は、たっぷり水を含んだ筆で、軽く色を乗せる。
  2. 水面は、実際よりやや暗く描き、後でブルー系で仕上げる。水面に映る建物は、薄い色をぼかして入れる。
  3. 花など、綺麗な色は先に入れる。葉や花の向きは、筆のタッチで示す。
  4. 遠景の山は、淡い色で、尾根を描く様に筆を運ぶ。
  5. 遠景の山は、樹木のかたまりに、それぞれ淡い色を入れる。
  6. 人物の洋服などに、「きき色」を入れる。
  7. 外の枠を消す。書き込んでいないところが分かったら、加筆する。

11.色を入れる(仕上げ)

  1. ところどころ、白の生地を残す(白色は、紙の白を利用する)。
  2. 樹木の重なりに、明暗をつける。葉は、筆のタッチを利用する。葉隠れは、暗くする。
  3. 浮見堂や樹木に影を入れ、存在感を出す。
  4. 仕上げに、細部にやや暗い色を入れる。
  5. 仕上げに、遠景、中景をひとつの群れとして、それぞれに、水を多く含んだ薄い色を入れ、調和をとる。
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